もう少しだけ彼らの傍にいたい ページ35
「痛っ。」
JN「Aちゃん、どこが痛むの？」
「左手首です。転んだ拍子に、」
SG「捻ったのか？」
「はい。」
PD「リン！お前は、なんて事を。Aさん、すぐに病院へ。」
リ「ちょっと転んだだけじゃない」
SG「あんた、いい加減にしろよ！」
リ「それでも病院だなんて、大袈裟だわ。」
PD「大袈裟じゃない。」
「代表、大丈夫ですから。痛みがひどくなりそうでしたら、病院へ行って来ますね。」
JK「マネヒョン、湿布と包帯をお願いします。」
「ジョングクさん、ありがとうございます。」
PD「リン、お前には失望したよ。二度と、私や彼らの前に顔を出すな。」
リ「叔父様・・・。」
PD「宿舎に置いてある荷物は、こちらで片して実家に送り返す。今すぐ、出て行きなさい。」
警備員が部屋に入って来て、リンさんを連れて出て行く
戻ってきたマネさんから、湿布と包帯を受け取ったグクが手当てをしてくれた
その様子を見守っていた代表が、とても悲しそうに項垂れている
PD「Aさん、本当に申しわけない。」
「きっと、すぐに治りますから。」
PD「そうだといいが。Aさんは、このまま宿舎に戻ってゆっくりと体を休めて。お前たちは、ダンス練だぞ。」
防「・・・はーい。」
「あのう、ダンス練を見学させてもらってもいいですか？」
JK「いてくれるんですか？」
TH「ヌナがいる方が、気合い入ります。」
JM「俺も。」
JH「ヌナに、俺たちのカッコイイところを見てもらいますか。」
スタジオの隅に座って、メンバーのダンスを見学させてもらう
これからどうするかは、怪我が治った時に答えを出そう
それまでは、もう少しだけ彼らの傍にいたいって思った
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
