検索窓
今日:13 hit、昨日:7 hit、合計:726,265 hit

ココロさんの初作品集 ページ5

「次は、どれにしよう。」

「これは、見ましたか?」


たどたどしい韓国語と共に、スッと差し出された1冊


『マダ、ミテナデス。』


ここの店員さん?
エプロンをつけて、さっきの女性が立っていた


『ココロサンノデスカ?』


先程まで見ていた写真集とは、テイストが違う


女『はい。』


雲がソフトクリームに見えるように撮影されている可愛らしい表紙


『オイシソウ。』


クスッと笑われた。あれ、言葉のチョイス間違えた?
席に戻って、すぐに目を通す
面白くて可愛いなぁ、頬が緩むのが自分でもわかる。


「うるさい。」


ポケットの中でさっきから、ブーブー携帯が振動している
どうせ、ヒョンたちでしょ


店「そろそろ、タイムリミットかい?」


携帯を確認していると声をかけられた


「そうみたいです。あのう。ココロさんの写真集は、どこで買えますか?」

店「気に入ったのがあった?」

「えっと、これです。」


女性が渡してくれた写真集を見せる


店「ココロちゃんの初作品集だね。」

「初めてのですか。」

店「発売数が少ないから、もう本屋では売ってないだろうね。」


そんなぁ、欲しかった
初めての作品集なら、尚更欲しいです


店「ちょっと待っていてくれるかな。」


店の奥へ向かう店長さんを祈る様に見つめる
しばらくして戻って来た彼の手には・・・


店「あったよ、最後の1冊。」

「買います!!」

レジでお会計をしていると目に入ってきたポストカードたち


「それも売っていますか?」


ココロさんの作品だし、部屋に飾りたいな


店「これは、無料で配っているよ。」

「ヒョンたちにもあげたいのですが、たくさんもらってもいいですか?」

店「ちょうど7種類あるよ。」


何となく気づかれているような気はしていた


「やっぱり、気づいていましたか。」

店「あっ、しまった。ごめんよ。」


申しわけなさそうに謝る店長さん
騒ぎ立ててくるようなことをせず、さり気ない気遣い
おかげでゆっくり過ごせたことが嬉しかった

お茶目な店長さん→←日本のカフェ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
707人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年12月4日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。