防弾VSヌナ出会い編 (ページ4)

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日本のカフェページ4

翌日こっそり部屋を抜け出し、教えてもらったカフェまで急ぐ
よし、ここまで誰もついて来てないな

「どうしよう。」

日本語、話せない
うろうろしていたら声をかけられた

『あのう、お店に入らないんですか？』

話しかけてくれた女性が、お店を指さす

「？？」

女『あれ、日本人じゃない？えっと、』

『チョトナラ、ニホンゴワカリマス。』

女『ここ、入りますか？』

もう一度、お店を指さした

『ハイ。』

ドアを開けて一緒に入ってくれて、女性が店内の奥の方に声をかける
優しそうな男性がにこにこ笑いながら出てきた

「アンニョンハセヨー。」

「アンニョンハセヨー。」

カフェの店長でもある日韓ハーフの男性が、流暢な韓国語で自己紹介をしてくれた

店「日本は初めて？」

「2度目です。」

店「楽しめてる？」

「とても楽しんでいます。ここに、ココロさんの本は、ありますか？」

鞄から写真集を出して見せる

店「あるよ。その前に、何か食べる？」

メニューの説明をしてくれる

「アイスカフェオレとグラタンパンをお願いします。」

店「ゆっくり寛いで。」

写真集が置いてある場所の説明と奥のソファーを案内してくれた
1冊選んでソファーに座る

もうすでに、胸が高鳴ってきた

「うわぁ～。」

思わずもれた声、店内に広がったコーヒーの香りにお腹が鳴った

店「お待たせ。熱いから、気をつけて。」

『イタダキマス。』

店「どうぞ、召し上がれ。」

「はふっ、あちっ、でも美味しい。」

早く次の作品を見たくて、急いでお腹を満たした

新しい1冊選ぶ

「綺麗だなぁ。」

必要以上に干渉されず、ゆったりとした時間を過ごす
お客さんの出入りはあるものの、この空間を壊されることはなかった