ココロさん、日本人 ページ2
RM「それなら、今ちょうど日本人スタッフさんがいるから聞いてみよう。」
部屋にお邪魔するとヒョンたちが集まって、日本語を習っていた。
「すみません、教えてもらえますか。」
ス「はい、どのようなことですか?」
「この写真集の撮影者は、どんな人ですか?」
ス「この撮影者は、ココロさんと言います。日本人です。」
「ココロさん、日本人。」
ス「本名と性別は、わからないですね。でも、ソウルで個展をするみたいですよ。」
「ソウルですか?」
ス「はい。えっと、ちょっとネット調べるので待って下さいね。」
テーブルの上にあるパソコンで調べてくれている
成り行きを黙って見守っていたヒョンたちだが、限界のようでうずうずしている
TH「ね、ジョングギ。何してるの?」
「後で説明します。」
TH「今知りたい。」
JN「ちょっと、待ってあげなよ。」
JH「テヒョナ、我慢。」
SG「待てないなら、部屋から追い出すぞ。」
V「ジミニー。」
JM「テヒョナ、ちょっと落ち着いて。」
ス「ありましたよ、このサイトです。」
彼が探しだしてくれたサイトを見て、韓国語で表記されている部分を読む
個展名や日時などが掲載されていて、念のため写メを取っておく
「ありがとうございます、とても助かりました。」
ス「ジョングクさん。このブックカフェに行けば、他の作品も見られるみたいです。時々、ココロさんも来店されるって書いてありますよ。」
サイトを見ていたスタッフさんが、嬉しそうに教えてくれる
簡単な観光地図に印をつけて、店の名前と住所を裏面に記入してくれた
しかも、日本語と韓国語の両方で
「明日行ってみます。本当に、ありがとうございました。」
ス「ココロさんに、会えるといいですね。」
「はい。」
ス「それじゃ、僕はこれで。また、いつでも声かけて下さいね。」
部屋を出て行くスタッフさんに、ヒョンたちが口々にお礼を言っていた
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作者名:薫 | 作成日時:2017年12月4日 13時