8.華がない私のただの仕事の話 ページ8
「・・・はぁ、私が隊に入った当時からずっとあの調子。
そうだ、藤村さん、この完了書類。隊長のトコに持っていてくれる?
その間に私もちょっと休むから、よろしく。」
よろしく、と両手にどっさりと資料を持たされ部屋を追い出された
仕方ないこうなったら渡しに行こう・・・
一歩踏み出す度にぐらつく書類。
そっと運ばないと崩れる・・・!
ゆっくりとつま先立ちで廊下を歩き、なんとか執務室まで到着する
[コンコン]
「誰だ?」
『副隊長の仕事書類をお持ちしました・・・』
ガララ、と行儀が悪いが片足で開ける
「あぁ、悪いな。毎度毎度」
そう言いながら半分くらい持ってくれる隊長
『あ、いえ・・・えっと、これどこに置けば・・・』
「俺の机に置いててくれ。後は俺が見る」
言われた通り、書類を置くと小さくため息をつく
『それじゃあ、まだまだありますのでよろしくお願いします』
それだけ言えば執務室を出た。
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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