華のない隊士【日番谷冬獅郎】

31.華がない私と癒しの御方 ページ32

とりあえず、虚片づけたんだし任務完了だよね


というか全然小さな虚じゃなかったな


地獄蝶に情報を込めて洞窟の入り口から外へと飛ばす


「さ、かえって食堂でご飯だ！」


ぐぐっと背伸びをすると今のいままで斬魄刀を持っていたことに気づき、鞘へと戻した


瞬歩で瀞霊廷へと戻って来た


さてと上官に報告しなきゃ


廊下を早足で歩いていると誰かがこちらへ来るのが分かった


あれは･･･藍染隊長だ！


私が以前居た五番隊の隊長

星を見るのがお好きだとかで何度か雑談をしたことがある

こんな平隊員の私にも優しく接してくれた穏やかな人



『藍染隊長、お久しぶりです』


「あぁ、藤村くんか 久しぶりだね
相変わらず元気そうで何よりだよ」


メガネの奥の目を細め、ふんわりと人を安心させるような笑みを向けられる


あぁ･･･癒される

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