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30.華がない私の斬魄刀 ページ31

ドドドと響く轟音に目を覚ます



音の方に無意識に視線を向ける



そこにはこちらへ怒りの形相で迫る蜘蛛の虚



戻って来た・・・?



って言ってる場合じゃないよね!



相変わらず体には小蜘蛛の糸が絡んでいる。



〈全く〉


〈おい、A 何をしている、さっさと妾の名を呼ばぬか〉



えっ、えぇ!?


唐突に聞こえ始めるさっきの人の声



〈早う妾を抜き放て!〉

〈解号はもう分かっているじゃろう?〉


幸い両手は動くしその手は柄にかけたままだ



『大地より芽吹け、花紅地!』



手をかけ、勢いよく抜刀する



すると刀の形状が変わる



枝分かれした様な刃の刀・・・不思議な形



抜刀した勢いか、蜘蛛の糸が切れる



そして私の体は岩壁から離れ落下していく



それにしても何だろう




初めて斬魄刀を解号したからかな




『力が満ち溢れて止まらない』



枝分かれした刃を岩壁へと突き刺す



一先ず落下は避けられた



〈何か想像しろ、何でも良い。動くものを想像するのだ〉




動くもの・・・




"霜天に坐せ 氷輪丸ッ"



龍?



龍を思い浮かべると、斬魄刀を突き立てた岩壁の一部が龍へと変化する




『行け、龍喰い』



蜘蛛の虚へと視線を向ける。



すると岩の龍は蜘蛛の虚へと襲い掛かり、瞬く間に虚を噛み砕く



虚は悲鳴を上げながら浄化され龍は消えた



良かった、何とか討伐できたか・・・



息を軽く吐くと斬魄刀を壁から引き抜く



落下の勢いそのままに着地する



『うっ、足が痛い』


〈当り前じゃ、この阿呆めが〉






------

斬魄刀:花紅地-カグツチ-

一人称:妾

性格:世話焼き?

容姿:黒髪に紫の瞳 手足の爪が黒い 赤い生地に黒い彼岸花の模様襟と袖口が紫の着物と茶色の袴

解号:大地より芽吹け

解号後:七支刀の様に枝分かれした刀となる

31.華がない私と癒しの御方→←29.華がない私の刀は



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設定タグ:BLEACH , 日番谷冬獅郎   
作品ジャンル:恋愛
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜白子 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年4月10日 7時

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