4.華がない私の情けない話 ページ4
『っ・・・そんな、なんで』
虚の気配なんて、微塵も感じなかった
ましてや霊圧の大きな巨大虚でさえも・・・!?
それに、この虚はきっと強い。
だけど・・・今出てきた巨大虚の方が、もっと強い。
仮に、この虚は倒せたとしても
巨大虚達に三十番台の鬼道が通用するかどうか・・・
あのただの虚にすら防がれたのに
当たるワケないじゃない
私1人の力じゃ、この巨大虚には太刀打ちできない
勝てない
絶望に染まる私の顔を見た虚達はニタリと歪な笑みを浮かべた
「ナンデ?それは決まってるだろ。」
「ココハ流魂街ノハズレ森」
「集マルニハモッテコイダロウ?」
まさか・・・
「教エテヤルヨ」
やめろ・・・
「コウシテ集ッタノハナァ」
やめろ・・・
聞きたくない!!
「コノ村ヲ壊滅サセルためさぁ」
壊滅
私の故郷を・・・?
私の、母さん、たちを・・・?
許せない。
じゃあ戦わなきゃ
どうやって?
普通の虚さえ倒せないのに
私が巨大虚に勝てるの?
巨大虚なんかに勝てるワケない
勝てない?
そうなったら、私は・・・
死亡
村は・・・
コイツらに食われて
カイメツ?
いや、だめ・・・
そんなの、イヤ。
嫌
嫌
いや
『いやああああああああっ!!!』
誰か。助けて
悲鳴を上げる私を見て
虚達が
笑みを深くした___
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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