27.華がない私の久しぶりの任務9 ページ28
奥にたどり着くと中央に男性が血を流し倒れていた
腹を何かで貫通させられ、辺りには大きな血だまりが出来てしまっていた
『遅かった・・・!!』
血の色からして恐らく貫かれたのは先ほどだろう
ワナだろうと、助けないワケにはいかない
すぐに男性の元へと駆け寄る
ぐったりとしていて意識がないらしい
死覇装の両袖を破き、男性の腹部を手当をする
『すみません、私が遅かったせいで』
そう独り言のように男性へ声をかける
きっと
虚はどうせ姿を消してこの部屋にいるんだろう
『出て来い!どうせ居るんだろ』
その言葉に反応するように、細い何かが光る
あれは・・・糸?
小さな糸が中央に集まり、塊を作っていく
じわじわ、じわじわとそれは大きくなる
それはやがて巨大な蜘蛛の虚へと姿を変えた
『やっぱり、黒幕は蜘蛛の虚だったんだ』
28.華がない私の蜘蛛討伐→←26.華がない私の久しぶりの任務8
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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