21.華がない私の久しぶりの任務3 ページ22
『連れ去られたか』
久しぶりの任務なのに、色々起きるなぁ
一応、瀞霊廷に連絡を入れておこう
念のためにと持ってきていた地獄蝶に情報を込めて、空へと飛ばす。
『早めに見つかりますように・・・』
そっと地獄蝶を見送り、血痕を凝視する。
すると、ある場所から点々と血が続いているところを見つけた
どうやら移動しているようで途切れることなく血の跡が続いている
『行こう』
お守りの様に刀を持つ手に力を籠め。
血の跡を追うように路地から飛び出した
もう、どれほど経ったか分からないほどに暗い洞窟
その入口まで血は続いていた
入ったは良かったものの、先ほどからぐるりぐるりと見慣れた場所を行き来している気がする
『虚の気配も上手く感じ取れないし・・・どうしようかな』
洞窟を崩す勢いで赤火砲でも撃ってみる?
いやいやいや・・・
それはさすがにマズいでしょ
『はぁ・・・書類仕事の性で勘が鈍ってるとか?』
すると、背後から今までに感じない気配がした
すぐに刀を引き抜き、後退しつつ振り向いた
『誰!!』
その声に反応してか。今まで岩だったハズのモノが動き出した
[ホォォォォン!!]
それは、岩に擬態した虚だった
普通の虚より図体がデカい、それなら赤火砲や蒼火墜も当てやすいハズ!
『破道の三十一 赤火砲!!』
こう言う虚は図体がデカい分、動きも鈍い。
相手の足元を狙った赤火砲は容易に当たりその拍子に虚は後ろへと倒れ込んだ
倒れたならこっちのもの!
『はぁぁあ!』
浅打で大きな仮面を真一文字に切り裂いた
虚は断末魔の叫びを上げ消滅した
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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