優しさをください。5 ページ5
ポンポンとリズミカルに話が進んでいってしまい、気づけば私の身は安室さんなる男性に任されることとなてしまった。いや。この状況はおかしいでしょう。
気づけば、私は蘭さんの洋服を数着かしてもらい、気づけば安室さんなる男性に抱き上げられていた。
安室さんなる人は、私を抱き上げたまま蘭さんから洋服の入った紙袋をうけとった。いや、この状況は誰か突っ込むべきだと思うのだが。
誰でもいいから突っ込んでください。
コ「…あ、安室さん。お姉さんが思考停止してるよ？」
安「おや」
蘭「大丈夫、安室さん紳士だし！」
待って蘭さん。大丈夫の要素何もないから。
コ「蘭ねーちゃん。ちょっと違うと思うんだけど……」
なぜこの中で一番まともなことを言っているのがコナンくんなんだろうか。そこも突っ込みたい。
安「ここにいづらいという理由が蘭さんや毛利先生に悪いということなら、僕があなたの面倒を見ますよ」
『……いえ、あの……できれば、離してほしいんですけど……』
安「なぜです？」
『……いや、その……』
コ「……安室さん、そのお姉さん、あれだったんでしょ？」
安「ああ……なるほど。では。一度ベッドに卸しますね」
そう言って、安室さんなる人は、優しく私をベッドの上に戻してくれた。体は多少痛みを訴えてきたけれど、それでも優しくしてくれたためか、激痛が走るわけではなかったため、多分この人が気にして気遣ってくれたんだと思う。
ベッドの上に戻してもらって、私は思わず蘭さんに手を伸ばした。
それに気づいた蘭さんは多分疑問に思いながらも私に近づいてきてくれる。
私が両手をのばしているのをみて同じように両手を差し出してくれたのを見て、遠慮なく私は蘭さんの手を握りしめた。
それだけでホッとする。
蘭「……本当に大丈夫ですか…？」
『…ちょっと、精神的に、疲れているだけですから……』
蘭「やっぱり、うちに泊まりませんか？」
『でも…迷惑かけちゃいますし……』
蘭「私は別に、床に布団敷いて眠ればいいだけですし、それに、私がそばにいたほうがいいなら……」
『……ううん。やっぱり……野宿……』
蘭「安室さん。やっぱり強制的にでも安室さんの自宅に連れてってあげてください！」
安「了解しました。とりあえず、車まで運びたいのでもう一度抱き上げますね」
私の了承も何もなしもまた抱き上げられた！
そしてなんの迷いもなく、安室さんなる人は私を抱き上げたまま蘭さんの家からお邪魔しましたと言い、頭を下げた。
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妃沙(プロフ) - 明里香さん» 誤字のご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2018年6月2日 20時) (
レス) id: 8817d67e5d (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 安室sideに誤字がありました。「毒の車」ではなく、「僕の車」です。 (2018年6月2日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
妃沙(プロフ) - コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年5月27日 8時) (レス) id: 35e497a401 (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです！！、更新頑張ってください！応援しています！！！ (2018年5月26日 23時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妃沙 | 作成日時：2018年5月18日 8時
