わたしのパパはせかいいち！2【花江夏樹】

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無我夢中で食べていると種を飲み込んでしまいゴホゴホと咳込んだ






花江「大丈夫？」

貴方「種飲んじゃった…」

江口「あーあ、お腹の中でスイカ出来ちゃうよ！」

貴方「嘘だよ！できないもん！」

江口「できるよ！種に芽が出てスイカになるんだよ！」

貴方「たっくんの嘘つき！ねえ裕くん？」

梅原「できるよ」

貴方「え」






頭のいい裕くんや壮馬くんは私の中で絶対的存在。だから2人がYESと言えばYESだしNOと言えばNOだ。
ということは…






貴方「ほ、ほんとに？お腹の中でスイカできるの？」

梅原「明日にはお腹大きくなってんじゃない？」

貴方「壮馬くん！ほんと…？」

斉藤「本当だよ笑」






本当なんだ…！裕くんと壮馬くんが言うなら本当なんだ！
2人が嘘つくはずない！






貴方「お腹の中でスイカが出来たらどうなるの…？」

江口「大きくなりすぎて破裂しちゃうかもね！」

貴方「そ、そんな…！」

全員「笑笑」






どうしよう…お腹が破裂…破裂…
自分のお腹が破裂する所を想像したら恐怖で涙が滲んだ






貴方「ゔっ」

全員「あ」

貴方「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああん！！！」

梅原「はい江口さん泣かしたー」

江口「俺！？」

西山「最低〜可哀想に」

江口「え、あの、えっと、ごめんなさい…」






恐怖でとにかく泣き叫ぶとたっくんが抱き上げてヨシヨシしてくれた






江口「そういえば最近のスイカは新鮮だから種飲んじゃっても大丈夫ってテレビで言ってた！」

貴方「うぅっ…本当…？」

江口「本当！だから大丈夫！！」

貴方「良かったぁ…っ」

江口「ほらまだいっぱいあるから食べな！」

貴方「うんっ」






たっくんの言葉に安心して涙をぬぐいながらまたスイカを口にした






花江「江口さんウチの娘を泣かせた罰としてアメリカまで泳いで行ってください」

江口「いやまじでごめん泣くとは思わなかった笑」

西山「てかパイセンの言う事は信用しないのに梅ちゃんと壮馬が言うと信じるんだね笑」

江口「ほんとだよ！なんで俺の時は信じてくれないんだよ！」

梅原「日頃の行い」







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