【企画本編】絶望onステージ!!2nd Stage

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「どんなことを言われたって、私はもう誰も選ばない。投票を拒否するわ」

紅愛が凛として言った。


『いや、選ぶのはキミたちじゃないよ。このゲームの視聴者の皆様に投票してもらうのさ！』


「視聴者……」

視聴者とやらは、本当にいるのだろうか。

心愛はふと考える。

いるのだとしたら、なおさら、あのことはバレてはいけない。


『それじゃあ、どんどん発表していくよー！』

スクリーンが切り替わって一番上に文が表示された。
自分の名前が見え、それに続く文を読んでいくに連れて、顔の色が無くなっていくのを感じた。

それを楽しそうにクロは読み上げた。
口を挟む暇もないまま、次の文が表示され、またクロがそれを歌うように読むのだった。



『三々神心愛は、優等生であることを意図的に隠している』



『天羽すずは、嘘つきである』



『崎宮未来は、特定のファンと繋がりがある』



『松ヶ谷紅愛は、女優になるための踏み台としてアイドルをしている』



『須藤成瀬は、親のコネで子役をしていた』



『屋久谷葵は、憎悪している人物がいる』



『南詩乃は、+Petalのオーディションで不正をした』


『以上！視聴者の皆様は悪いと思った子に投票してくださいねー！』

クロが語尾を跳ね上げるようにして、誰かに呼びかける。


放心状態のまま、心愛はスクリーンをただ眺めていた。


名前の横に表示された数字がチカチカと点滅するように変わっていくのが見えた。



【ACTION】
※関係者以外の皆様も参加可能


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