ゴールド・ハニー II【完】 (ページ27)

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どうやって、過ごしていたっけ。
スキンシップは普通の夫婦程度な私たち。

…私から、誘うのはしたことがなかったし、
どうやって自然にそういう流れにすれば良いか、と考えたら恥ずかしくて。

双子達が生まれてから、頻度は確実に減っていたし元から多くはなかった。

…クリスマスの時も結局未遂に終わったんだよなぁ。
タイミングが合うに合わなくて、最後の時はいつだっけ、となるほどご無沙汰していた。

そもそも子供達が寝た後でもジョングクは遅くまで仕事で忙しいから、当然疲れている。

『ジョングク、この日は？』

JK「なるべく早く帰るように頑張る！
たまにはAとゆっくりご飯でも食べたいなーって。」

『…そっか。』

カレンダーに指さした日は、
ちょうど双子達が幼稚園のお泊まり保育に参加する日だった。

偶然、というか神のお告げなのか。

JK「その日は、家事ゆっくりお休みしちゃいなよ。」

『…良いの？』

JK「息抜きも必要じゃん？」

とにかくジョングクは、優しい。
頑張って、答えを言わなくちゃ。

拳をかすかに握りしめて気合を入れたのだった。