【実況】私のスーパーヒーロー【ky】 (ページ10)

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コンビニを後にした俺たちは、別々に帰る理由も無いので(というかすぐ金返さなきゃいけないし)そのまま並んでマンションへの道を歩いていた。

「ほんと、ありがとうございました」

「いえいえ！私も前に一度やったことあるので気にしないでください」

ケラケラと笑う彼女は、あっけらかんとしていてそのコロコロと変わる表情は見ていて飽きなかった。

会話の中から、彼女の名前や仕事のためにこちらに引っ越してきたことも聞いた。もちろん、相手の名前を聞いて自分の名前を言わないのも良くないので自己紹介をし「仲間内にはキヨって呼ばれてるんすよ」なんて、普段の自分からは考えられないくらい饒舌に喋ってしまった気がする。

そんな何気ない話をしながら歩けば、行きは面倒だなと思っていた道のりも帰りはあっという間だった。

彼女の部屋を通り過ぎ、最俺ハウスの玄関前まで来てカギを開ける。
ていうか俺鍵は持ってんのに財布とスマホ忘れるって何なの？バカなの？

「ちょっと待っててください」

そう言って玄関前に彼女を残し部屋に入る

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