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「前のロボロくん初々しかったから……なんか今は積極的というか…グイグイくるね」
「前の俺が良かったん？……今の俺も好きやろ？」
抱きしめる力が強くなった。
自信満々にそう言う彼を否定するわけなく私は頷く
桃色の瞳は私をしっかりと捕らえて離そうとしない
……離れる気なんてないけど
「ん？どうなん、言ってくれなわからんよ」
おでこをこつんっと合わせられたことでさっきより距離が近くなり、心臓の鼓動がはやまる
いつになっても彼とのスキンシップは慣れることがなさそうだ
「…すき」
前も今も大好き
そう言えば満足そうに私から離れる
私の手を引いて、誘導されるがままソファに座れば肩に少し重みを感じた
見らずとも彼が寄りかかってきたのだと分かった
まだ心臓がバクバクして緊張しているのに、彼に寄りかかられた途端鼓動がより早まった気がした
絡めるように私の手をとる仕草ですらドキドキしてしまう
「なんでガチガチになるんや。ほら、いつも通りでええんやで」
大丈夫大丈夫、と頭を撫でられる
やっぱり赤ちゃん扱いされてる気がしなくもないけど、それはそれで別に嫌じゃないかもなんて思ってしまう
「なんかしたいことある？一緒にゲームでもする？」
ゲーム…、したいなとは思ったけど
するとなったら肩に寄りかかってる彼は当たり前に離れる…ってことだよね
それに繋いでくれてる手だって
(離れたくないなぁ……)
それが嫌で、でも彼とゲームしたいのが本音
でもでも離したくないってのも本音だし…！
うーーん、となかなか返事が出来ない私を見て彼はクスリと笑うと
「準備だけしとくからやりたかったら言ってな」
そう言って私の隣から立ち上がった
(…あ、)
私がグダグダしていたから彼は離れていってしまった
さっきまで繋いでくれていた手を開いては閉じ、寂しさを誤魔化そうとしたが余計に虚しくなるだけだった
「よし、セット完了〜……ん。Aこっちきぃ」
床をポンポンと叩く彼の傍による
床に座るということだろう、律儀にクッションまでひいてくれた
指定されたそこに座れば彼はまた立ち上がると私の後ろにまわった
「よいしょっ、…よし。」
「えっ、…え、え？」
まわられたかと思えば後ろから私を抱きしめるように座る彼
嬉しさと突然のことで脳が追いつかない
「ふはっ、耳真っ赤やで」
後ろでケラケラと笑う声が耳のすぐ傍で聞こえた
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
