．ut side ページ5
「ふ〜…」
気づけば日課となったタバコを楽しむ。
校舎の裏。
ここは先生も滅多にこない喫煙スポットとなりつつある
といっても使っているのは俺だけだ。
そもそもこの我高に入学してくるやつは真面目な奴らばかりだ。
俺みたいな奴は滅多にいない
だからこそ見つかった時の代償がデカそうだと常々思う。
良くて停学だろうな。
社会のルールだのマナーだのうるせぇよ
これだから恵まれて育った奴は嫌いなんだ
「……」
たまに思う。
俺の家庭環境が周りと同じだったら
俺は今頃どんな性格で、どんなことをしていたのだろうと。
今みたいに複数の彼女をつくるようなことはきっとしなかった。
タバコも、"アレ"も。
普通に生まれたかった。
そう思うことはたまにある
いや、いつも思っているのかもしれない。
小さい頃から親からの愛情を貰わなかったからこそ、色んな女からそれを貰おうとしている。
でもあいつらがくれることはない。
所詮女はそこらの捨て犬と同じだ。
自分は人を愛したことがないくせに、愛されたいことだけを願う。
相手からの愛情があれば体でもなんでも許してしまう奴を山程見てきた
俺は今まで付き合った子たちには平等な愛を与えていた。
でもそれが返ってきたことはない。見返りを求める愛なんてニセモノ、とよく聞くがその通りかもな
………なんて言ってしまうと本格的に誰から相手されないだろうから口には出さないが。
「あれ、大先生やん。なにしとる？」
２本目に入ろうとした時、こちらへ向かってくる誰かの足音が聞こえて急いでタバコを隠した
やってきたのは先生でも真面目な奴でもない。
「はぁ。なんやシャオちゃんか。焦った…」
俺の昔からの友達だった。
昔といっても中学の入学式からの仲だが。
シャオロンならええか、とタバコを吸い始める
「なんやってなんやねん。……げっ。またタバコ吸いよるん？…くっさぁ」
「うっさいわ」
シャオロンは袖で鼻を隠しながら俺の隣にきた
「最近は"アレ"やってへんの？俺めっちゃ暇やねんけど」
"アレ"というのはきっと俺が女にやってることだろう。
俺の悪態はロボロAちゃん、そしてシャオロンだけが知っている。
そしてシャオロンは俺の協力者でもあった。言わば共犯だ
Aちゃんにはカッコつけて自分で処理してます感を出していたがそんなことはない。
本当に処理しているのはこの男だ。
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
