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「あっ、…！おかえりロボロくん」
部屋に戻ってきた彼の顔色は少し悪い。
どうしたの、と聞くよりも先にロボロくんは私を抱きしめた
「あかん…。モヤモヤする。……あ〜……A好き…」
「え、えっと……」
何が何か分からない
モヤモヤ？
彼が何をそんなに気にしてるのか分からないが、とりあえず抱きしめかえした。
ロボロくんは私の肩に頭を擦っている。たまに息が首にかかりこそばゆかった
「どうしたの？」
優しく問えばロボロくんはゆっくりと話し始めた。
「……モヤモヤすんねん。Aのこと大好きなんに、愛しとるのに、Aのこと考えたら考えるだけモヤモヤ大きくなる…。それに頭も痛なる。」
私を抱きしめる力が強くなった
「もしかしたら俺はAの一番になれへんのかなって考えてまうんや。ほんまはAは違う好きな人がおって、俺はそのストックみたいな感じで。………こんなこと考えるのは最低や分かっとる。……でも怖いねん。………俺とAはすれ違ってるんちゃうかなって。………すまん。…なぁ、A。頼むから俺を……俺を」
捨てないでくれ。
(ロボロくん……)
部屋を出ていく前はこんな不安定じゃなかったのに、と不思議に思う
いきなりどうしたのだろう。電話した時に何かあったのかな…。
ガッシリとした体が私を離そうとはしなかった。
大丈夫だよ、そう伝えてもロボロくんは不安そうに私にくっついて離れない
「……私はロボロくんが好きだよ。ストックとかそんなひどいことしない。…顔、あげて？」
「……A」
顔をあげたロボロくんの唇に触れれば恥ずかしそうに私から目をそらした。
「……俺な、Aにしてほしいことあんねん」
私の両手を絡めるように握る。
なんでもするよ。と伝えれば桃色の瞳はさっきよりもキラキラしていた
「ほんまに！？じゃあ………
スマホのパスワード教えて？家の合鍵もちょうだい？俺以外の男の連絡先も全部消してな？休みの日は全部会おうな、会えへん日は２４時間電話繋ぎっぱにしよな！」
あとあと〜、と明らかに難しい要求を
スラスラと言葉を詰まらせることなく述べる彼。
「できるやろ？俺のこと好きなら」
一通り言い終わると私の両手を力強く握ってそう問うた
「うん。いいよ」
そんな彼をおかしいと思わずに頷いてしまうくらい
私は彼に盲目だった
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
