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「A〜？A起きなさーい！！」
「ん〜……」
いつもみたいな目覚ましではなくお母さんの少し怒った声で目覚めた
遅刻するわよ！と聞こえてきたため、時間を確認するべく急いでスマホに目をやる
「いまなんじ！…………あ、」
液晶にはロボロくんとの通話画面が表示されていた。
最初はスクショでもしたやつかな、なんて思ったけど左上のタイマーが動いているのを見てまだ通話されてるのだと発覚する。
耳をすませば微かにロボロくんだと思われる寝息がマイクに拾われてこちらに届いていた
(９時間２７分…)
そう綴られるタイマーのスクショをする。昨日話してる途中に寝落ちしたことを思い出した
先に私が寝ちゃって、そのあとロボロくんが寝たのかな
電話切らずにずっと繋げてたんだ…。
ロボロくんはまだ寝てるし、なんならまだ彼が起きる時間ではない。
(起こしたら迷惑だよね…)
もう少しだけ寝させてあげよう、そう思ってロボロくんには少し悪いと思いつつ通話終了をタップした
さっきまで聞こえていた寝息や布団の擦れる音がしなくなり寂しくはなったが、自分の準備に費やす時間が増えたと考えたらその寂しさも少しは拭われる
「今日も学校で会えるんだ…」
少し赤い顔を両手で隠すように覆うと壁に貼られた写真に微笑む
明日も明後日もここに貼ってる写真達が1枚ずつ増えていくと考えると楽しみで仕方がない
いつもより上機嫌で身支度をする私を見てお母さんはニコニコしながら
「いいことでもあった？」
まるで自分のことのように楽しそうだった
「うん！ちょっとね」
いつかお母さん達に紹介するから、それまでは内緒
鼻歌まじりに髪のセットをいつも以上に丁寧にして制服に腕をとおす
「いってきまーす！！」
書斎にいるお父さんにも聞こえるように大きな声で言った。
いつも通りのお父さんからの返事を聞いて扉を開けた
時だった。
「………えっ、」
「おはよう」
うちの学校のブレザー。寝癖ひとつない綺麗に整った金髪。まるで私を待っていたかのように、
「コネシマくん……
どうしてここにいるの？」
ヘラヘラと笑う彼の姿があった。
聞きたいことは何個かあった。
なんでうちのブレザーを着ているのか。なんで私の家を知ってるのか
なんでここにいるのか
それでも怖かったのか分からない、唇が震えて上手く言葉が出なかった
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
