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「自分の好きな所見てていいよ」
スーパーに着いてもロボロくんは私の隣を独占中で腕にくっついて離れようとしない。
これはこれですごく嬉しいから大歓迎なんだけど、何もやることがないロボロくんにとっては暇で仕方ないと思う。
「いや、ええわ。Aと一緒におりたい」
いつもとは違う、悲しそうな声色だった。
それと同時に左肩に重みが増す。
寄りかかってきたらしい。
どうしたの、と聞けばまた悲しそうな声色で
「もう帰ってまうんやなって。」
そう今にでも消えてしまいそうな声量で独り言のように呟いた
「帰ったら電話したい」
ええやろ？と綺麗な桃色の瞳に捨てられた子犬のような涙を浮かべる。
そんなわがままな彼がすごく愛おしい。
だから否定なんてしないしする気はない。私は彼のことを全部肯定してあげたい。
「しよっか」
かわいいな〜と思いながら頭を撫でてあげると「やった」とロボロくんは目を細めた
隣にロボロくんの温かさを感じる。
そのまま私の隣にずっといればいいのに。
他の女の子の所になんて行ったら絶対絶対絶対絶対許さないからね。
ロボロくんが私のことを束縛するように、私もロボロくんのことを沢山束縛したい。
「大好きだよ、愛してる」
でもそれはまだしない。
いっぱいいっぱい愛してあげれば、そのうち彼から束縛してほしいって言ってきそうだもん
「……不意打ちあかん。死んでまう……っ」
赤くなった彼を横目に今日使う野菜たちをカゴに入れていく
今日はお母さん達の大好きなカレーでも作ろうかな。
なんて家族達のことを頭に浮かべながら、ロボロくんの手を引いて歩く
恥ずかしいのか俯いて何も喋らなくなったロボロくんは周りから見れば怒られて落ち込んでる人にしか見えないだろう。
「ほら、レジ行こうロボロくん」
一通り材料をカゴに入れあとは清算するだけ。
まだ少し赤い彼の手を引いて早足でレジへ向かう
「…わかったからそう急がんでや。」
Aと居れる時間が短くなってまうやろ。
ぐいっ、と後ろに引っ張られたかと思えばすぐに彼のゴツゴツした体に包み込まれる
見た目とは裏腹に一般男性よりも筋肉量の多い彼にギャップを感じつつ、突然引っ張られたことに困惑を覚える
「ろ、ろぼ………ん、」
名前を呼ぼうとすれば親指で唇を塞がれた
「すき。だいすき。A、愛しとるよ」
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
