．rbr side ページ2
我ながら早かったと思う。
まだ付き合って一週間も経っていないのに、俺は彼女に手を出してしまった
行為中の彼女を思い出すと口角があがる
俺を求めるAは今までにないくらいえっちかったし
赤く染まった蕩けた顔も愛おしかった
今日は１秒でも多く彼女の隣にいたい
愛おしい彼女の隣に
プルルルルと無機質な音が廊下に響いた
どうやって彼女の分も伝えようと考えている間に電話はとられ、聞き覚えのある声が聞こえてくる
「我々高校です……ってロボロか？」
「あ。猿山先生。ちょうどええわ」
主任が取ったらどうしようと正直怖じ気づいていたので猿山先生で安心した。
猿山先生は俺の秘密を知っているから言い訳なんかせず素直に話した方が楽だ
むしろ言い訳しようという気がなくなるほど。
「Aと付き合いました。詳細は言えへんけど学校サボります」
「おっけー………ってえぇ⁉まって！どういうこと？！ロボロ？！詳し「失礼します」
さすが声がデカい先生だ。
電話を通じてでも俺の鼓膜は少し震えた。
無理矢理切ったがかけ直してくることはないだろう。
先生のことだ。きっと今頃ため息をつきながら俺達の名前を欠席名簿に綴っているだろう
猿山先生が俺達の欠席理由をどうするのかは分からない。
家の用事か体調不良か、それとも別の違う理由か。
(……別になんでもええけど。)
体調不良で休んだことになっても俺を心配してくれる友達は少ない。
せいぜい隣のクラスのシャオロンくらいだろ
大先生は………、いや、あいつはどちらかと言えばAを心配しそうだ
その姿が簡単に想像ついて、自分で想像したくせに大先生に少し腹がたった
本当は大先生もAの近くにいてほしくない。
でもAは友達想いだから大先生と話すなと言ったら悲しむに決まってる
だから言えなかった
(俺だけ見てたらええのに)
俺はAが一番だ。
A以外はいらない。Aだけ居てくれればそれで充分。
だからこそ学校では必要以上に友達をつくらなかったし、彼女のためだと思うことはすぐに行動にうつした。
俺はこんなに愛しているのに。一番に想っているのに
心のどこかで、まだ昨日のことが許せていないのかもしれない
彼女の首に手をかけた時、彼女の苦しそうな表情を見た時
俺はかつてないほどの高揚感に包みこまれた。
あれ、…
……彼女にとって俺はなんだ…？
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ウルフ・レト(プロフ) - 名無し77さん» 前半に女々しくしすぎちゃったので後半はカッコいいﾛﾛﾛさんを楽しんでもらいたくて…！二人の甘々な関係性がこれからどうなっていくのか楽しみにしててください！コメントありがとうございます！ (3月28日 20時) (
レス) @page15 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
名無し77 - いやぁ〜…彼女に対して余裕そうなﾛﾛﾛさんが好きすぎて辛いです😢😢付き合ってからのお互い甘々な感じ大好きです！！これからも作品更新頑張ってください！！！応援しております！！ (3月27日 12時) (レス) @page14 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 小豆さん» わあ…！ありがとうございます！！私もその場面書いてて楽しかったのでそう言ってもらえるとすごく嬉しいです笑！どうぞ最後まで楽しんでいってください！ (3月21日 15時) (レス) @page9 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - めっちゃ遅くなりましたが続編おめでとうございます!癖に百発百中って感じです!正直rbrくんに首を絞められたのが一番興奮しました。これからも頑張って下さい!! (3月20日 19時) (レス) id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年3月7日 14時
