今日:276 hit、昨日:158 hit、合計:381,050 hit
小｜中｜大
24. ページ24
職員室を出て廊下に出ると、放課後だから人通りは少ない。
これから夏手前、外はまだまだ明るくてグラウンドから野球部の掛け声が聞こえる。
『…ん？』
廊下の窓から見えた隣の校舎の屋上。
人影が見えた気がした。
確か開放されてないから入れないはずだけど…
足を止めてもう一度屋上に目をやる。
『あ、』
気のせいじゃなかった。
ブレザー姿の男子生徒が屋上を歩いて、柱を背に座って足を伸ばしているのが見えた。
外からあそこが見えるのはこの校舎だけ。
教室がある校舎じゃないから、誰かに気づかれることはまず無い。
慣れたように寛ぐ彼を見て、きっと常習犯だなと思った。
気持ちよさそうに空を仰ぐ彼。
その自由な姿を見て
ちょっとだけ羨ましくなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています！ (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年9月24日 9時
