19. ページ19
深澤「…俺今口説かれてる?」
『ない。そーいう話した事ないなぁって思って』
てか彼女いたらそもそもウチ来ないか。
自分で聞いといて勝手に答えを出す始末。
これでいるって言ったら逆にダメだもんな。
深澤「いないよ。てか大学卒業してからずっといないし」
『え、そうなの?』
深澤「卒業してからだろAんち頻繁に通う様になったの」
『あぁそっか。そーだよね』
大学時代から飲み友ではあったけど、社会人になって余裕が出来てからさらに頻繁に飲む様になって今に至るんだっけ。
月日が経つのは早いな。
深澤「Aは?俺が知る限りではAも大学ん時で記憶止まってるけど」
『深澤君に話したことあったっけ』
深澤「んや、校内でたまたま見かけたことあったから』
ほんと全然知らないことばかり。
逆に今まで何を話してたっけと思うくらい記憶が無い。
大半はくだらないことだったんだろうな。
深澤「A結構モテてたろ?紹介しろって何回か言われてたんだぜ。ま、あいつ恋愛興味ないよって全部あしらってたけど」
『いやいや何その余計な気遣い』
深澤「何となくお前に合わなそうな奴ばっかだったし」
サラッと当たり前の様に言うけど
全然私のためにならなくないか?
まぁ確かに大学時代は全然誰かと付き合うとか考えてもなかったのは事実だけど。
深澤「興味ないってか、恋愛することに対して抵抗があるっていう方が合ってるかもだけど」
『…え?』
深澤君の言葉に思わずつまみを取る手が止まった。
1332人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています! (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mamemiya | 作成日時:2022年9月24日 9時