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若菜「あ」
『ん?』
若菜「そーいえばふっかとはまだ絡んでるの?」
つまみを口にしながら若菜がこちらを見る。
『深澤君ならこの前も勝手に来て飲んでたよ』
深澤君は沙耶と同じで大学時代からの知り合いだ。
学部は違ったから沙耶とは面識は無い。
うちで若菜と飲んでる時にいきなり来た事がきっかけで、たまに若菜も一緒に飲んだりしていて顔見知りだ。
最近はあんまり集まってはいなかったけど。
『…何?』
急に黙ったと思ったらニヤニヤしている若菜。
若菜「ふっかとは何もないの?」
『それ聞くの何回目?何にも無いって。そもそも恋愛対象として見てないし』
若菜「私ふっか良いと思うんだけどな〜。適当だけど優しいし、Aの性格も理解してるじゃん?」
『それももう聞いたの100回目。向こうもただの飲み仲間としか思ってないよ』
なぜか昔から深澤君推しの若菜。
確かに気は使わないし、一緒にいて楽だけどそういう目で見た事は一度もない。
そういえば恋愛の話もした事ないから、彼のそういう事情も全く知らない。
若菜「お似合いだと思うけどね。ま、進展する事を願ってるよ」
このセリフも何回目か分からないくらい聞かされてるからスルーした。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています! (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mamemiya | 作成日時:2022年9月24日 9時