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若菜「…まじで?」
紘君は別の用事があり、仕事の後若菜と待ち合わせてお店にやってきた。
どのタイミングで若菜に言おうかと迷っていたけど、お酒を口にしたら何だか一気に感情がキャパオーバーになってしまい、先日目黒と再会した事を説明した。
若菜「え、目黒ってあの目黒だよね?東京戻ってきてたの?」
『みたい。…実はさっき紘君からも聞いたの。紘君も戻ってた事知ってたみたいで』
ごめん、と謝ると何でAが謝るのよと言われた。
若菜「ちょっと紘に連絡するわ」
『え?』
カバンからスマホを取り出す若菜。
若菜「今から目黒ここに呼び出してもらう」
『は?!なんでよ!』
若菜「あいつ一発殴っとかないと気が済まない。やっぱり納得いかないから」
『ちょ、やめてってば。何で若菜が殴るのよ』
スマホを奪うとこちらを睨む若菜。
紘君もだけど若菜もかなりヤンチャ(元)だから本当に殴りかねない。
若菜『A。私は正直また目黒と関わるのは賛成出来ない。…Aが傷つくところ見たくないから」
怒りと悲しみを含んだ目。
若菜「Aがずっと目黒の事忘れられないのも分かってる。…今でも好きな事も」
『好き…じゃないよ』
若菜「だったらそのネックレスは?」
胸元のネックレスを指差す若菜。
若菜「目黒の事忘れられなくてずっとつけてるんじゃないの?」
『これ、は』
思わずぎゅっとモチーフを握る。
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mamemiya(プロフ) - minさん» コメントありがとうございます。何回も読んで頂けるのはとても嬉しいです。引き続き宜しくお願いします。 (2022年9月25日 12時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
min(プロフ) - はじめまして。康二くんのお話が大好きで何回も読ませて頂いてます。新作も楽しみにしています! (2022年9月25日 12時) (レス) @page7 id: 56b5a4720c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mamemiya | 作成日時:2022年9月24日 9時