冷たい手-1-【紫】 (ページ26)

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ヴィラから車で数分の場所にあるスーパーで、
二人で食べきれるの？！っていう量をテンション上がって買ってしまったことも、
レジ横に置いてあった花火を迷わずカゴに入れる実花にも笑ってしまった。

実花「夕飯まで時間あるし、プール入っちゃう？」

聞く前から水着に着替える準備をはじめた実花は入る気満々で、私も急いで準備をはじめた。

実花「はぁぁぁあ・・・・癒される。笑」

『プールなんていつぶりだろ。笑』

中学の授業ぶり？！なんて笑って話していると、隣のヴィラから賑やかな話し声が聞こえてきた。

実花「隣のヴィラ賑やかだね。笑
ん？なんか・・・関西弁？ぽい？」

『・・ほんとだ。笑』

話し声の中に濱田さんのような声が聞こえた気がしたけど
こんな所にいるはずないし、

でも濱田さんも関西弁・・・

旅行に来てまで濱田さんのこと考えてるなんて・・・////

実花「あ、また濱田さんのこと考えてるでしょ～！笑」

『え、いや、考えてないし！////』

実花「嘘だ～！この実花様はお見通しなんだそ～！！笑」

さぁ正直に言いなさーい！笑

なんて言いながら水をかけてくる実花に私も負けじと反撃しながら
お互いキャーキャーと水のかけあい。笑

30を目前にしてこんなにはしゃいで、青春っぽいことしてることに
さらに笑いが止まらなかった。