chocolate...2【黄】 (ページ8)

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sweet...55 ページ8

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【Hikaru side...】

実家まで走る車の中、
隣に座る彼女は
緊張してるようでずっとソワソワしてる。

そんな姿も可愛くて
つい頬が緩む。

昨日、Aのお母さんの話を聞いて
ますますAを守ってあげなきゃ
なんて思って、

そして俺の親にも会わせたいな
なんて思ったけど、

『ごめん。親に会うとか
　緊張するよな。俺ちょっと焦りすぎ？』

「ううん！確かに緊張はするけど、、、
　でも私も会ってみたい。
　照の気持ちがすごく嬉しいよ。」

『そっか。なら良かった。』

ほらやっぱり、そんな風に考えてくれて
優しく笑う彼女は
世界で1番素敵な彼女だ。

一生大切にしたい。

『それにしてもそのワンピース似合ってる。
　めちゃくちゃ可愛い。』

「そ？照にそんなに褒めてもらえるなら
　今後も着ようかな！」

『スカートとか珍しいよね。
　俺とのデートですら、
　スカート履いたことないよね。』

「普段あんまり履かないからね。」

確かにいつもズボンのイメージのA。

ロング丈のワンピースだけど
少しだけスリットが入ってて、
すらっと細くてキレイな足が
チラッと見える。

『、、、俺のいないとこでは履かないでね。』

「えー？笑
　どうしてー？」

『、、、俺以外の男が、Aのそんなキレイな足
　見るとか、想像しただけで無理。

　やっぱり俺のいるところでも、
　外出する時は、今後はスカート禁止。』

「えー！またまた。
　ほんと照は心配症だなぁ。笑」

なんて呑気に言う彼女。

いやいや、俺、本気なんですけど、、、

Aと話していると
普段走り慣れた道も
あっという間で

実家に着いた。

「ど、ドキドキする。」

『大丈夫大丈夫。
　行こ。』

車を停めて手を繋いで
玄関に入る。

『ただいま。』

母「おかえりなさい。」

「おじゃまします。

　はじめまして、神崎Aと申します。」

母「あら、あらあらあら。
　べっぴんさんじゃない！
　照もやるわねー！」
　
　さぁ、入って入って。」

「おじゃまします。」

リビングに入ると、
いないと思っていた父親もいた。

父「おかえり。」

『ただいま。
　あれ、仕事かと思ってた。』

父「今日はたまたま休みで、、、」

「おじゃましてます。
　はじめまして、神崎Aです。」

父「すごい美人さんじゃないか！
　照！やったな！！」

うちの親は２人そろって、、、