chocolate...2【黄】 (ページ7)

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sweet...54 ページ7

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翌日

朝から
照と一緒に銀座でデート

もちろん手を繋いだりはできないけれど、

隣に並んで

ゆっくり話しながら歩いてるだけで
すごく楽しくて
幸せな気分になれた。

「毎年俺は、花束担当なんだけど
　今年は仕事で当日にお祝いできないから
　なんか物でプレゼントしたくて。」

『そうなんだ！
　お花ってもらえると嬉しいよね。

　あ、これなんてどう？』

「お！いいね！」

両親へ送るプレゼントも
2人で選んで無事に買い終えた。

『まだ午前中なのに、
　もう用事は済んじゃったね。笑』

「そうだね。笑
　いいの買えて良かった。
　早く渡したい。」

『ご両親喜ぶだろうなぁ、、、
　記念日はいつなの？』

「明後日だよ。
　仕事だから帰れないけど、、、

　あ、ねぇ
　今からこれ、渡しに行こうよ。」

『え？今から？』

「うん、ダメ？
　Aのことも紹介したい。」

『え、、、
　でも、、、いいの？』

「うん！決まり！行こ！」

照と付き合って、まだ数ヶ月。

それでも親に紹介してくれるという彼。

それだけで、照がどれだけ私のことを
大切に思ってくれているかがよく分かって

嬉しかった。

けど、、、

『緊張する、、、』

「大丈夫だって。笑」

『あ！手土産！汗』

「そんなんいいって！」

『ダメだよ！ちゃんとしなきゃ、、、

　あ、店に焼き菓子あるはず。
　一回店寄ってもらってもいい？

　あと着替えもしたい。』

「もーそんないいのに。」

『ダーメ！
　、、、照のご両親だからこそ
　ちゃんとしたいの。』

「分かったよ。笑
　じゃ、とりあえずAの家
　向かいます。」

『お願いします。』

さっそく私の家に着いて、
まずは着替え。

こういう時、何着ればいいんだろう。汗

照を車に待たせてるし、
あんまり考えてる時間もなくて
無難にウケの良さそうな控えめなワンピースに着替えた。

焼き菓子も詰め合わせて
丁寧にラッピングして
店を出た。

照は車の横でタバコを吸ってた。

『ごめん！お待たせ。』

「ぜんぜ、、、か、可愛い！」

『え、変じゃない？大丈夫？』

「うん、ワンピースとか初めて見た。

　めちゃくちゃ似合ってる。可愛すぎ。」

『良かった。』

車に乗り込もうとしたら
店の向かいにある花屋さんが目について

『あ！照、花束も買っていこ！』

「お！それいいね。そうしよ。」

花束も買って、今度こそ実家へと
向かった。