そのままのキミ� � 志村新八 〕智秋様ﾘｸ ページ17
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オレンジ色の空が広がる午後。
ただただ お買い物をして家に帰りたいのに、
『 ｯ離してくださいっ』
「 いいねぇその嫌がる顔 」
「 俺たちと遊ぼうよ 」
知らない男たちに道を塞がれる。
私の手を掴む男の手に力が入り、逃げることができない。
通り過ぎる人々は、まるで私が見えていないかのように知らんふり。
だれか...助けて..ｯ
「 その人から 、離れてくれませんか 」
突然聞こえる、私たちに向けた声。
この声は..
『 新八..くん... 』
竹刀を構える体は、体格の良い男たちに向けられた視線で
小刻みに震えている。
---
『 新八くん 、新八くんっ 』
「 ｯ...ここは.. 」
『 良かった.. 万事屋だよ 』
私の膝の上で目を覚ます新八くんを見て、
ホッとする。
やはり大人数に１人では歯が立たないもので、
新八くんが倒れてしまったあと、銀さんや神楽ちゃんが来てくれて事が済んだのだが
新八くんの顔や体には痛々しい傷ができてしまった。
「 おう新八ぃ 生きてっかー 」
顔を覗き込む銀さんたちを見て察したのか
申し訳なさそうに私の方へと視線を向けなおす新八くん。
「 ご めん..なさ い...ゆきさん..」
「 僕だけじゃ .. きみを守れなかった ... 」
『 新八くん .. 』
眼鏡越しの大きな瞳に浮かぶ涙を、
持っていたハンカチで拭いながら応える。
私は新八くんの彼女ではない。
万事屋の一員でなければ、家族でもない。
そんな彼が、震える手で竹刀を握り
私を守ろうと立ってくれていた。
見て見ぬふりをする冷たい人の波の中で
輝いて見えた。
ボロボロになってしまったけど、一番に駆け付けてくれたのが貴方で
本当に嬉しかった。
『 私 、新八くんのことがｯ ... 』
『 す＿______ .』
緊張で震えながらも出たその声は
ｽｰ ..ｽｰ.
『 寝ちゃった .. の ?』
どうやら届けられなかったらしい。
「 ほんっと 今日は運がついてねぇなぁ 」
「 お前も 、新八も 」
そうﾆﾔﾆﾔ笑いながら放つ銀さんの言葉に恥ずかしくなり、
もう外も日が落ちてしまったので、
また明日
日を改めて新八くんに会いに行くことにしようかな。
.
そのままのキミ�◆� 志村新八 〕智秋様ﾘｸ→←花言葉�� 〔 坂田銀時 〕
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いんぬもぬっこも好き - 銀さんの〈前世の恋〉感動……控えめに言って泣きました…作者さん大好き… (2022年9月3日 21時) (
レス) @page26 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
Taku(プロフ) - ちょっと！ヅラ（ヅラじゃない、桂だ）ヅラよ！（ヅラじゃない、桂だ）ちょっと夢主ちゃんそこ変わって！300円あげるから！！ (2020年4月29日 0時) (レス) id: b3862cde2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきち(プロフ) - とりあえず大好きです。 (2019年8月16日 22時) (レス) id: 1d6534994e (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 新八の話しが見てみたいです。激甘？そんな感じでお願いします！これからも応援してます (2019年5月25日 20時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
山崎照葉(プロフ) - 山崎の嫉妬なんかどうかなぁ……((ﾁﾗｯ ……書いてほしいです！！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：□白澤□ | 作成日時：2017年8月7日 13時
