四十話 ページ49
山の中は、それはそれは酷いものだった。
後処理が行き届いていないのか、鬼が食べ残したのか。どちらか分からないが、人間のものであろう眼球や腕などが地面に散らばっていた。
『……』
とにかく、早く鬼を殲滅しないと……あぁ、あと人間も捕まえないといけないんだったな。殺すなら簡単なのに……捕縛はあんまり得意じゃないんだよ。
なんて考えていると、奥の方から鬼が出てきた。
鬼「あぁ?ここに子供以外の人間が来るのは珍しいなぁ…しかも稀血ときた。まぁいいか、"彼奴"が近くにいないってことは、食べていい人間なんだろ?」
彼奴…ねぇ?
『彼奴というのは、誰の事だ?そいつは、貴様等に指示をしているのか?』
鬼「指示ぃ?あっはははははは!!!人間が俺達に指示なんかできるわけねぇだろ!ただ彼奴は"あの方"のお気に入りだから攻撃しねぇだけだ」
あーはっは、こいつ馬鹿だ。ペラペラと話してくれた。
『ありがとう、もう話さなくていいぞ』
ザシュッ
ゴトッ
鬼「……あ?」
私は、鬼が認識するよりも前に頸を斬った。
『少しだが、重要な情報が手に入ったな』
鬼があの方なんて呼ぶのは、鬼舞辻無惨しかいないだろう。
つまり、その人間は、鬼舞辻無惨にとって何らかの利益があるということ。
……その人間を捕まえれば、鬼舞辻にとってデメリットになるのだろうか?
捕縛が無理そうなら……
『……いや、それは"正しい正義"じゃないな。さ、引き続き任務を遂行しよう』
私は、その人間に会うのが少しだけ楽しみになっていた。
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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時