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二十八話 ページ34

『私がいた場所、か…ここから……ぁー、凄く遠い場所だよ』


錆「外国か?」


『んー、まぁそうかな。ま、もう二度と帰ることはないだろうな』


義「何故だ?」


『もう彼処でやる事は終わったから、だな』



そう。彼処でやる事は終わった。つまり、彼処に私はもういる理由が無い(必要無い)



『さっ、この話は終わりだ!次の話題へいこう!』


錆「お、おぅ」



無理やりだが、話を切り替える。これ以上の説明が面倒だと思ったのは内緒だ。



『あっ、そういえば!この前あった最終選別、真菰も行ったんだろ?どうだった?』


錆「無事に帰ってきたよ。鬼の討伐数が俺より少なくて悔しがってたがな」



あー、何か想像つくな。


…あ、そういえば確か……



『しのぶも、受けたんだったな』


義「しのぶ?」


『胡蝶しのぶっていう、私の友人だ。花柱のカナエの妹だ』


錆「胡蝶の妹か。やはり花の呼吸なのか?」


『いや、その派生で蟲の呼吸を使ってたな。しのぶは強いぞー?』



しのぶは今、鬼を殺す毒を完成させたそうだ。前に家に訪ねた時、隊服を着て自慢げにしていたな。



春「あの、やっぱり最終選別って、厳しいんですか……?」


『……んー、人によるかもな。私なんかは、師範に訓練付けられた時から全集中"常中"をやらされてたからかなり楽々だったが…』


錆「俺は、未だに最終日に助けてくれた奴が見つからないんだよなぁ…」



まだ探してたのか…



義「……」ジーッ



な、何か義勇が私を見つめてるんだが……こいつ、気付いてるな!?



『(何も言うなよ、義勇!!)』


義勇「…見つかるといいな」



うん、珍しく空気を読んだな、義勇!



その後、他愛のない世間話をしてから、二人は自身の屋敷へと帰った。

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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時

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