二十三話 ページ28
愈史郎に投げ飛ばされた私は、仰向けになって呆然としていた。
あっしまった。女の人が入った籠下敷きにしちゃった。
『いきなり何をするんだ、愈史郎。びっくりしたぞ』
愈「珠世様のことを気安く呼ぶからだ馬鹿者」
『…?私頭はいいぞ』
愈「(こいつ…)まぁいい。珠世様を待たせてもいけないからな。行くぞ」
『私が来ること知ってたのか?』
確か何も知らせてなかった筈だが…
愈「茶々丸から聞いた」
『優秀』
────────────────
その後、愈史郎は何度か愚痴を言いながらも、珠世さんの所へ案内してくれた。優しい。
珠「待っていましたよ、Aさん」
『いや、すまないな珠世さん。いきなり……』
珠「いいのです。貴方には色々と協力して貰っていますから、これぐらいは」
愈「(珠代様は心が寛大だ。そこもまた美しい!)」
愈史郎の考えてることって割と分かりやすいよな。
『そう言ってくれると助かるよ』
珠「…Aさん、腕、傷が……」
『ん?あぁ、この人にやられたんだが、大したことないから大丈夫だ。今日はこの人を預けに来ただけだからすぐに帰るよ。あんまり長居していては、二人にも迷惑が掛かるからな』
愈「なら今すぐ帰れ(珠世様と二人きりの時間を邪魔するな)」
わぁ、愈史郎の心が凄い読める。というか口に出してる事と意味的には一緒じゃねぇか。
珠「愈史郎!」
『構わないよ珠世さん』
珠「本当にすみません、Aさん……」
『構わないさ。それじゃあ、この人の事頼むね、珠世さん。私もたまに様子見に来るから』
珠「はい。お元気で」
『二人もな』
そして、女性を二人に預けてから私は帰った。
さて、これからまずは、不死川の育手探しだな。誰か良い奴は……あっ
『そういえば、そろそろ引退を考えてる風柱がいたな…適性が合うか分からないけど、頼んでみるか』
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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時