十四話 ページ16
しのぶと楽しく話していると、ただいまーという声が聞こえてきた。
し「!姉さんが帰ってきました。行きましょうAさん!」
『あぁ』
玄関まで行くと、胡蝶が荷物を持って来ていた。
……明らかに薬品だけじゃないな買ったの。
カ「今日はAちゃんが来るからお菓子とか色々買ってきちゃった!」
し「全く…姉さん、もうAさん来てるわよ」
カ「えっ!?」
驚いた様子で胡蝶は顔を上げ、私がいることに気づくと困ったように笑った。
カ「ごめんなさいね、Aちゃん。随分待たせちゃったかしら…」
『いや、私の為に色々買ってくれたんだろう?なら謝ることは無い。それに、しのぶと話していたから全く退屈では無かったぞ』
カ「そうなの?ならいいのだけど……あら?今Aちゃん、しのぶのこと名前で…」
し「私が頼んだの。名前で読んで欲しいって。Aさんとは、"お友達"だからね」
そう言うしのぶの顔は、怖い程笑顔だ。
カ「(むっ…)狡いわしのぶ!一人だけAちゃんに名前で呼んでもらうなんて!私も呼んで欲しい!」
……ん?
カ「Aちゃん!是非私の事も名前で呼んでちょうだい!」
『えっあっ……』
カ「ほら!"カナエ"と!」
何か胡蝶から凄い圧を感じる…
何でこの姉妹は名前で呼ばせたがるんだ…?まぁ、名前で呼ぶくらい、いいんだが……同性だし。
『カ、カナエ……これでいい…か?』
カ「!えぇ!!聴いたしのぶ。私も呼んでもらえたわよ!」
し「そうね、姉さん。まぁ私が先だけど」
カ「むぅーっ!」
何でこの二人はこんな事で競い合ってるんだ……というかカナエ、むぅーって可愛いな。
ーーーーーーーーーーーーーーー
大正コソコソ噂話
Aは基本的に冷静な口調だけど、凄く動揺したり焦ったりすると、神楽の口調がポロッと出てしまうぞ!理由としては、神楽とは神楽が産まれた時から一緒にいるので、口調が移ってしまったらしい。
『あれ口調元に戻すの時間かかったな…あぁ……神楽に会いたい…』
789人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時