梵天に仕えるメイドは生理中らしい。【灰谷蘭】

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『お弁当買ってきます！』


人の間を素早く駆け抜けて、お弁当コーナーへ行く。

カロリー控えめなお弁当あるかな…


「オネーサン、何探してんの？」


背後から声を掛けられる。


『へ、あ、』


「俺とイイことしない？」


イイこと？？

誘拐？

蘭さん助けて

助けて…！


腕をがしっと掴まれる。


『やめて!』


口を塞がれて、喋れない。

怖い顔つきをしたその人は、コンビニの外へ向かう。

蘭さんは見えない。

蘭さんからも私は見えない。


抵抗する事もできずに、ただ腕を引っ張られる。

車の前に来て、その人が車のドアを開ける。








「おい」




耳元で声がする。

お腹を引っ張られる。


『や、





蘭さん？！』


後ろには蘭さんが、

「お前何俺のAに手ェ出してんの？」


鈍い音が響いて、その人は地面に倒れ来む。




「なんで俺呼ばなかったの？」


『だって、』


蘭さん居なかったんだもん！


「コンビニ戻っといて」


『う、うん』


コンビニまで走る。

蘭さん何してるんだろう…


ポケットで何かが震える。



ずっとどこかに行ってたスマホ

ポケットにあったのね…

一件の通知が。


梵天株式会社任務が増えた。至急戻れ


？？？

任務って何？

梵天株式会社って

蘭さんの会社だよね？

蘭さんの任務？？

よく分かんない…

一応返信しとこ…

A何の話ですか?

そのころ梵天では→←〖10〗

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