9 ページ9
・
『えっ、あの…、』
彼の指がいやらしく私の指に絡まる。
さっきの無愛想な彼とは別人のようだ
「…ねぇ、ダメ…?」
上目遣いで私の目を見つめると
指を絡ませている手とは反対の手が
私の服の中に忍び込んできた
『っ!!!』
冷たい手で肌を優しく触れられて
ゾワッと背中が一気に寒くなる
『やめ、んぐ…』
彼の胸を押して突き放そうとした瞬間
手で口を押さえられる。
「……俺、寂しーんだよね…気持ちよくしてくれない?」
妖しく口角を上げて
私の首に顔を埋めた瞬間、
怖くなった。
ドンッと彼を引き離すと、
その人は一瞬驚いた顔をして
不機嫌そうに頭を掻きながら
ゆっくり立つ。
「はぁ…おねーさんもしかして処女?」
『なっ…』
失礼な言葉を吐き捨てて、玄関の扉に手をかけると
「これ、ありがと」
と無表情で
靴箱の上に置いてある箱を片手で持って
ドアを開けて部屋を出ていってしまった。
私は暫くポカンと彼が出ていった扉を見つめる事しか出来なかった
・
・
・
・
2938人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時