検索窓
今日:27 hit、昨日:17 hit、合計:1,566,171 hit

35 ページ35











『よくここに来るんですか?』







前をゆっくり歩くテヒョンさんの後ろ姿に話しかけると

彼はゆっくりと綺麗な横顔をこちらに向けた









「うん、落ち着きたい時に良く来る」





『なんか意外ですね』








笑う私を見てムッと眉間にしわを寄せる

ぷいとふてくされた様に背中を向けて歩き出してしまった









「俺だって落ち着きたい時だってあるし」





『はいはい』





「分かってないじゃん!」






「あらテヒョン君じゃない」








すると前からお洒落で優しそうな女性が
1人の小さな女の子の手を引いて歩いてきた


テヒョンさんは顔をパァと明るくさせて
その2人に近寄った









「おばさん!ソユン、また大きくなった?」




「おにいちゃん!抱っこ!」








テヒョンさんは女の子の前でしゃがんで
軽々と持ち上げた





彼の意外な1面にビックリしてその場で立ち尽くしていると、

先ほどの女性がニコニコしながら近付いてきた









「テヒョン君のお友達?」




『そ、そう…だと思います』




「勿体無い、こんなに可愛いのに。」




『いえいえ…、そんな』





「結婚とか考えてないの?」









バッ、と彼女の方に勢いよく振り向くと
彼女は人差し指でテヒョンさんの方を指指した









『なななななな何言ってるんですか!』





「あら、お似合いだと思ったんだけど」







彼女は可愛らしく笑う








「おねーちゃん!」





『ん?』









女の子はテヒョンさんの腕に座ったまま
腕をこちらに伸ばした









「あのねあのね!ソユン、おにーちゃんとけっこんするんだ!」




『ふっ…』






口元を手で隠して笑いをこらえていると
バシッと肩をテヒョンさんに叩かれた









『、でもお兄ちゃんはもう大人だよ?』





「おねえちゃんは、おにいちゃんのカノジョなの?」





『ど、どこで覚えたの…そんな言葉…』





「ちがうの?」





「こら!ごめんね〜この子が変な事言っちゃて」









母親が女の子を慣れた手つきで抱きしめた









『い、いえ!』





「ごめんね本当に…。じゃあまたね!」






「おにーちゃん!おねーちゃん!ばいばーい!」









可愛らしく手を振る2人に
笑顔で手を振り返した









36→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (606 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2938人がお気に入り
設定タグ:BTS , テヒョン/V , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。