検索窓
今日:25 hit、昨日:17 hit、合計:1,566,169 hit

34 ページ34











『どこ行くんですか!』





「んー、ホテルが良い?」





『…か、からかわないでください』









顔を真っ赤にして怒ると彼はからかう様に笑った









『本当に何処に行くんですか』






「まぁ着いてからのお楽しみっていうやつだよ」









テヒョンさんのこういう所は案外嫌いではない。




初めて会った時より笑顔を見せる様になった気がする







































___________________









暫く2人で歩いていると
テヒョンさんが近くの公園に入っていく







疑問に思っていると彼は池の前のベンチに腰をかけた









「なにしてんの」





『ぁ、いえ…』









私は彼の隣に座る


空気が美味しい、
こんな綺麗な公園知らなかったのがもったいない









『あ、鯉』








ふと池の淵に鯉が寄っているのを見て思わず声を出すと、テヒョンさんは一瞬こっちを見て

淵に視線をやった









「…鯉、好きなの?」




『はい。いろんな柄があって可愛いですよね』





「うん、可愛い」









ちらっとテヒョンさんを横目で見ると
優しく微笑んでいた

何で彼がモテるのかが分かる気がする







すると突然テヒョンさんがパッとこちらを振り向き

パチッと目が合った









「…俺の横顔に見とれてた?」





『は、違いますよ』








バシッとテヒョンさんの肩を軽く叩いてそっぽを向いた


横から「ごめん」と聞こえたがそれを無視した









「怒った?」




『怒ってないです』




「ごめんて、ほら」









バッと腕を広げて構えているのを見て
思い切り嫌な顔を向けると

テヒョンさんは「いいから!」と言い終わる前に引き寄せて思い切り抱き締めた









『く、苦しいです…!』





「んーなに?聞こえない!」









周りからしたら、ただのリア充にしか見えない


テヒョンさんは大きな手でくしゃくしゃと髪を乱暴に撫でると


またキツく抱き締めて、腕をゆっくり解いていった









「さ、帰ろ!」









突然ベンチから立って振り返りもせずに歩いて行く彼の後を慌てて追う





























本当、振り回されてばかりだ

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (606 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2938人がお気に入り
設定タグ:BTS , テヒョン/V , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。