15 ページ15
・
『…は』
「初めてでしょ?優しくするよ?」
・
頬を優しく撫でていた親指が
ゆっくりと唇に移動する
「…キスは初めて?」
『き、きすは…』
感じた事のない緊張に
言いたい事が上手く口に出せない
・
「初めてじゃないならいいよね?」
『う、っぁ…』
・
整った顔がだんだん近付いて来て
思わず目をギュッと強く瞑った
・
・
・
「……」
唇から柔らかい感触が消えると
彼の手が頬から離れた
・
ゆっくりと目を開けると目の前には
優しく微笑んでいるテヒョンさんが立っていた
・
見た瞬間
自分の決断に後悔をする
・
『あ、あの…すみません、でした…』
「……泣いてるの?」
『す、みません…こんなつもりじゃ…っ』
気づいたら目の淵から涙が伝っていた
いろんな感情が私の中で混ざり
涙腺が緩くなってしまった
「な、泣かないで」
心配そうに声を震わせるテヒョンさん
・
すると突然優しく抱き寄せられて
すっぽりとテヒョンさんの腕の中におさまる
彼の体温が包みこんだ。
「ごめん、俺無責任だった」
『ちが、っ…テヒョンさんのせいじゃないです』
泣いてる自分が情けなくなってきて
テヒョンさんを困らせまいと
目を強く擦って涙をふいた
『テヒョンさんもう…』
「あ、ごめん、」
私を抱きしめていた腕がパッと離れた
『すみません、私…先に帰ります』
「…分かった」
・
・
・
・
・
「もしもし、ヒョン…」
「 " おーどうした?テヒョン " 」
・
・
「俺、本気で好きになったかもしれない」
2938人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時