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いきなり声をかけられバッとドアノブから手を離す。

声のした方を向くと可愛らしい女の人が笑顔で挨拶をしてきた。





「ここに引越してきたんですかぁ?」



『は、はい…よろしくおねがいします』








甘い匂いが鼻を刺激するも顔に出さずにお辞儀をする









「私、お隣さんの彼女です」











それは言う必要があるのか?

しかもこっちは初対面。
悪いけどこの人が言うお隣さんもまだ見ていない、

















なんて言えるはずもなくて
金の綺麗な髪を巻きながら言う彼女を見て
『そうなんですか〜』と苦笑いしながら言うしかなかった。







「じゃぁ」









ヒールの踵を鳴らしながら横を通る彼女を見ると何故か今まで考えていた事が全部馬鹿らしく思えてきた


ため息を一つついて、ドアを開けた







































『うん、ありがとう』









電話越しに聞いた母の声を聞いて少し安心した。
電話を切るのは少し心惜しいが私には部屋に無造作に置かれたダンボールを片付ける義務がある。








通話終了ボタンを押して

ダンボールの山を白いビニールの紐で器用にまとめていく。



















確かゴミは1階にあるって言ってたな。





面倒臭いけど捨てに行くか。





























『も、持ちにくい…』








階段でダンボールと苦戦していると
上から誰かが降りてくる足音がした。







『(やばい…)』





早く降りようと無理にビニール紐に指を絡ませて早歩きすると









見えない何かにつまづく



















「……」





『……』









踊り場で膝をついている私を
無表情で見ている男の人。








恥ずかしい。死にたい。









『…………』









涙目になりながら、ゆっくりと立ち上がり両手でダンボールを持つ。







一秒でも早くこの場から離れたかった。



















「手伝いますよ」

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設定タグ:BTS , テヒョン/V , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時

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