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それから救護室へ戻り、血に染った服を洗濯へ
今日着る分の服が見当たらないので大人しくロボロさんのを借りる事になった
身長は近いとはいえ、男の人の服
やはり大きめになってしまうが…着ないよりはマシだろう
「サイズ平気そうか?」
『はい、ありがとうございます』
「ええよええよ!」
優しい彼は笑顔を見せてくれて
書類をまとめていた手を止め、私の方を向いた
顔についている布が風に揺れ彼は一言
「ゾムを見つけてくれてありがとうな」と口を開く
やはり
彼らの関係は素敵なものだ
私には無いもので
家族の絆とかでもなく、ただ本当に大切な仲間だと思わせる
そんな雰囲気を感じる
頷いた私にロボロさんは「さ、大先生んとこ行こか」と私の前を歩きはじめた
そういえば、さっき思い切り無視をキメたの忘れてた…部屋に帰った後が怖い気がする
心の中で過去の自分を反省しつつ、今となればもう致し方なし
「あ……先に救護室行くか?ゾムの様子でも見に」
『え、いいんですか?』
「多分診察終わっとると思うし、ダメそうだったら出てくればええやん」
『……じゃあ、行きます』
決して鬱さんが怖いとかではない、断じて違う
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はちまる(プロフ) - しにーさん» コメントありがとうございます……!!!これから夢主ちゃんがどうなっていくのかお楽しみにしていただけたら幸いです……!!!これからもよろしくお願い致します! (2020年3月30日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - なまえさん» コメントありがとうございます〜!!!とっても嬉しいです…これからも頑張りますので応援よろしくお願い致します!! (2020年3月30日 19時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
しにー - 今回もおもしろかったです。よんでると時々心がモヤモヤしてどうなるんだと思わされるところがあります。 (2020年3月30日 11時) (レス) id: 3b7279c343 (このIDを非表示/違反報告)
なまえ - 続編おめでとうございます!!今回も楽しく読ませていただきます!応援してます!(*´ω`*) (2020年3月28日 18時) (レス) id: 9acd939800 (このIDを非表示/違反報告)
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