【w.r.w.r.d!】どうやら彼の愛は重そうです

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2行で終わる！前回のあらすじ！！

鬱さんと別れ、トントンさんの部屋へ
ところがどっこい！なんか気まずい！！

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夢を見ていた

誰かが私の傍で寄り添ってくれる
それだけの夢

それだけなのに、とても暖かい

現実の私には到底手の届かない夢
幼い頃、どれだけ願ったか
誰も私を見てくれない、あの頃


幸せだったものは私から離れていき

気がついた頃にはフワリと風が下から吹く高い建物の上
あの日の私は恐怖なんてなくて


ただ、全てがどうでも良くなったのを覚えている






『…あ…？っ…ね、寝てた…！？』
「うぉ！？びっ…くりした……」






ガバっと起き上がればそこはトントンさんの部屋
いつの間に寝ていたみたいだ


私の肩に掛けられている暖かい毛布
その隣で私とピッタリ寄り添ってくれていたのはトントンさんで

彼は私が起きたことに気が付き、慌てて離れようとしていて
思わず逃げようとするトントンさんの袖を掴んでしまう


「…え…？」


勿論驚いた顔をしたトントンさんは動きを止め、私もすぐに異変に気が付き手を離した





『あ……いや、なんでも…ない、です』





自分でも何でこの行為をしたのかは私にはよくわからなくて


寝起きのせいか混乱したままの脳内
顔が熱くなるのがわかる
恥ずかしい行為をした、子供か


まだ隣にいて欲しいと思っていたなんて、私は何歳だ

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