回想 ページ20
『ッ!?ここ、どこだ?』
「あ、、こんにちは、霧雲さん。取り敢えず、先生を呼びますね。」
と、看護師らしい人が俺の頭の横にあるナースコール?だろうか。そのようなボタンを押す。
なんだ?現実世界に戻ってきたのか?嫌だ。もう少しあっちに、もう少しっ!!こんなに我儘を言うのは難だが、本当にもう少しあっちにいたかった。どれだけいつ死んでもわからない状況でも、それすら楽しかった。好きだった。
あの世界が。戻りたい、戻りたい、戻りたい!もう、こんな現実世界なんて戻ってこなくていい!!
だから!神様!もう一度!いや一生!あっちの世界にいさせてくれ!
その瞬間、意識が遠のいてまた眠りをついた。
「__________よ、__ぇ、、」
『っ、、あ、』
意識が、しっかりしてきた。
em「起きたんですね!!とにかくしんぺいさん呼んできます!」
と言って、病室を出て行ってしまった。
よかった。戻ってこられて。安心だ。
もう、あんな世界戻りたくもない。
sn「えーっと、まず血圧とかは、大丈夫そうだね。はい、アッカンベーして。うん。貧血とかも無さそう。体に痛みは?」
起き上がってみて、と言われ俺は、上半身だけ起き上がる。
そうするとズキッと、お腹あたりが痛み顔を顰めた。
sn「すごく痛い?」
俺はそれに静かに頷く。
sn「そっか、じゃあちょっとまたベットに寝て。今から、痛み止めの点滴打つから。少し眠くなるかもだけど、全然寝てもらって構わないからね。」
と言い、点滴を打ち、エーミールと一緒に部屋を出てった。
もう戦争は終わっただろうか。
誰も死んでいないだろうか。
そんな嫌なことが頭の中をよぎる中俺は、眠気に身を委ね眠りに落ちた。
a国がついに白旗を上げたらしい。
ああ、よかった。みんな助かった。
俺もこっちの世界に戻ってこられたし万々歳だな。
??said
死んでくれ。
霧雲くん。
首を絞められてもなお、顔は綺麗なんだろうなぁ。
あぁ。良かったよ。霧雲くん。君のクラスメイトにホームから落とせと脅しておいて。
本当は、全部僕が企てた事なんだよ。
実は、僕ね。君と小、中、高、たまたま被ったんだ。
高校まで被った時は運命なのかと思ったよ。君のその、整った顔立ちに、苛立ちと愛情が湧いたんだ。そんな君に誰も近づけたくない。触れさせたくない。陥れたいそんな訳わからない感情が僕の頭の中を渦巻いて、だから君の嘘の噂を流して。君を孤立させて。それはそれはとても快感だったなぁ。今から、首を絞めに行くね。
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かれーるぅ。 - 有難うございます!では、紹介させてもらいます!許可を出していただき、ありがとうございます! (8月28日 9時) (レス) @page36 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - かれーるぅ。さん» え、いいのですか!?是非!神作なんて言って貰えるなんて、とても嬉しいです!逆に紹介してもらっていいのでしょうか!?そちらがいいのならぜひ! (8月17日 16時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - やはり、何回見直しても神作ですね...!!!!私も小説を書いているのですが、このような神作にはなりません...!!次の更新、待ち遠しくてたまりませんん!!!!それと、無理を承知の上ですが、私の書いている小説でムーくん様の小説を紹介してもいいでしょうか?! (8月17日 16時) (レス) @page32 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - かれーるぅ。さん» そう言って貰えて嬉しいです。今はお盆休みですから、時間がある限りはお話書いて投稿したいと思っています。かれーるぅ。さんのような人が私の作品を待ってくれてるととても心が温まります! (8月13日 22時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
かれーるぅ。 - !!ムーくん様!こんな俺のコメントを、拾ってくれてありがとうございます!本編完結後...?!そんなに言われたら、ただただムーくん様の神作品、更新を気長に、とても楽しみに待つことしかできないじゃないですか!更新、いつでもいいので待っております! (8月13日 21時) (レス) @page27 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムーくん | 作成日時:2021年6月28日 20時