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あいつは ページ12
爆豪side
『みんな初めまして〜！花籠切凪っていいます！____』
2ヶ月間座られることのなかった俺の後ろの席の奴であろうと思って顔を上げた時、息が止まるかと思った。
ずっと会いたくて、雄英に行こうと約束してから7年。忘れてるだろうと思ってた。心のどこかでは期待していた。普通科も経営科もサポート科もどこを探してみてもいなかった。黒板の前で話す女は名前が違う。髪も目も違う。雰囲気も全然違う。声もあの頃とは違うし個性だって俺の知っているものと違う。ただそのふんわりとした関西弁と___
『よろしくなぁ。爆豪くん、体育祭見てたよすごいなぁ。』
____ふんわりと香る花の匂いに鼻が懐かしいと訴えた。
あの時はつっけんどんな態度を取ったがその後も観察してた。間違いなくあいつは神子守A。姿を変えているのも何か訳があるはずだと信じていた。
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作者名：はちゃん | 作成日時：2020年8月24日 20時
