＊窓口担当社員 ２ ryosuke.Y

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自分でも自分がよくわからない。



涼介さんのことは、嫌いじゃないし
むしろ スキ 寄り。




でもまだ2回しか会ったことないのに。



……まぁ、その2回の内容が濃すぎるんだけど。






とは、思いつつ





私の想い人のヤマダさんとなんか、
一度も会ったことなくて。



でもスキ……って変なのかなぁ。







今まではそんなことで悩むなんてなかったのに。

まっすぐヤマダさんのこと考えてたのに。





今日は、



帰ってきてから、





メイク落としてる最中も、


お風呂に入ってる最中も、


歯磨きしてるときでさえ、




浮かぶのは涼介さんの顔で。








．






…ごちゃごちゃ考えてるともう時計は22時。



あれ、22時って…。









A「……わっ！！！


ヤマダさんと約束してたんだった！」




“ またあとでわたしからお電話おかけいたします。 ”





その言葉を思い出して急いで鞄からケータイを取り出す。






ほ。


よかった、着信はまだ入ってない。





胸を撫で下ろした直後、



ブーッ ブーッ


と音を立てて、手の中で光るソレ。





A「わ、わ、わ、！




はい！伊藤です、伊藤 Aです！！」






涼介《 ふふ、承知しております。


こんばんは、少し遅くなってしまいました。

にしても、電話とるの早かったですね お待たせしてしまってすみません。




…無事、家には帰り着きましたか？ 》






……わ、やっぱり。

声が似てる。
ヤマダさんと、涼介さん。


まぁでも、さっきまで一緒にいた人とは同一人物だなんて思えないけど(笑)



A「はいっ



今ちょうどケータイ握ってたので……(笑)」








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