＊窓口担当社員 ２ ryosuke.Y

■ ページ35

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A「…元気なんて、嘘。


そうじゃないなら、…自分でも気づいてないだけですよ？




ココ、痛いでしょ？」





そう言って、上目遣いのAさんがある一点を押した瞬間、

激痛が走る。




涼介「いっ………！！」



A「すみません、普通に押しただけだったんですけど


痛すぎました……？」



…痛ぇよ…！(笑)




A「ここ、凝ってるんですよ。

呼吸器や消化器が弱ってるんだと思います。




…体は『 疲れてる 』って言ってるんじゃ、ないですかね。」






………まぁ、そうなんだろうけど、


体を休ませる暇なんて、今の俺にはない。


今が1番頑張りどきなんだろうし、
あと2.3年はこの生活が続くのも覚悟してるつもり。



休むのは、そのあとになるな…。





A「あ…涼介さんの仕事がどれだけ大変なのかも知らないのに私、…偉そうなこと言ってすみません。



ただ、…涼介さん、頑張りすぎるタイプなんじゃないかと思って…。



私、何もできないですけど


……今だけでも体、休めてください。」





そう言ってまた優しく始まるそれ。




好きな子に触れられてるってだけで
幸せなのに、


冗談抜きで、本当に気持ちよくて。






指と指の間まで丁寧にマッサージされて、
さっきまで冷えてた手もポカポカになってきた。


．



A「…そういえば、涼介さんのほうは

好きだって言ってた女性の方と、
何か進展ありました？？ 」








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