＊窓口担当社員 ２ ryosuke.Y

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涼介「あ、えーっとね、


じゃぁ、………Aさん、今日ひま？？」









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そこで待ってて、と適当なところにあったカフェを指定して

足早にどこかへ行ってしまった涼介さん。




私は結局何も買わないまま。



言われた通りにそこで待ってると、
10分足らずで帰ってきた彼の手には、

さっきまでの、
どこかの会社の紙袋と鞄はなく、

代わりにワインバッグが１つ。






涼介「…おまたせ、行こっか！」





どこに行くかも聞かされず、
ただただついていく。





そこらへんでタクシーをひろって、
促されるままに乗り込んだけど、


もしかしたらこの人、危ない人なのかも、とか
誘拐されるんじゃないだろうか、とか

考えてみれば何の情報もない彼の横顔を少し疑いながら←


でもこの人ならきっと大丈夫、…なんて自分に言い聞かせながら

ただただ俯いてた。







運転手さんに行き先を伝えた彼は
ポケットから携帯を取り出して

ちょっとごめん、

そう呟いて着信で震える携帯を耳にあてた。








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盗み聞きしたいわけじゃないけど


電話の内容なんて、聞くつもりなくても
耳に入ってくるもんで。







相手は親しい間柄の人のようで、

ヒカルくん、と呼ばれる人の家に向かってるぽい私たち。




複数人かぁ……

万が一、この人( 達 )が犯罪グループとかなら
きっと私今日死んじゃうな、なんて


少しの心配と、でもどこか他人事のような気持ちで
窓の外を見ていた。







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