＊窓口担当社員 ２ ryosuke.Y

■ ページ15

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年が明けて1月。



相変わらず忙しく過ぎていく毎日。





年末年始でゆっくり過ごせたのは、元日の午前だけ。

…と言っても、夜中に初詣行ってあとは寝てたけど。








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あれから１通、Aさ……伊藤さんからメールをもらって


それ以来連絡をすることもなく、

くることもない。


窓口の『 ヤマダ 』なんて受け身の立場の俺は
連絡する口実が……ないんだから。

相手からの発信が何もない以上、

もう関わることなんてない。




涼介「……はぁ、」




ま、あのとき連絡先聞かなかった自分が悪いんだけどさ。









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コンコンっ＿＿＿＿＿＿




涼介「失礼いたします。」




社長「お、来たか＿＿＿＿＿。」









この忙しい時期に、忙しい時間に、

突然電話で呼びつけられた午後。



わざわざ社長室に足を運ぶと、

大きなイスにどかっと座った社長………親父がいた。







涼介「今日はどういった……


社長「どうだ、最近は。」







どうだ、と言われても困るよ(笑)

相変わらず普通に過ごしているし、
忙しいのはいつものこと。

特に報告することもないし……




涼介「順調、です。」




そもそも何に対しての『どう』だよ。








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