47.兄 ページ47
『…なるほど、
だから皆さんアキが消えたと』
焼却炉の中には廃れたメイド服。我々国の服は基本的に耐熱性があるためだろう。
さらに燃えて縮んだ「メイド長」のバッジ。
ゆっくりと立ち上がり、トントンさんにバッジを渡す。
『…アキは誘拐されたんだと思います』
なんでっ、と聞こえる前に続ける。
『あの服は偽物です。
通常、アキの服が燃えたとすれば常に持ち歩いている鉄製の万年筆も溶けているはずですから。
それにあの服の色。
メイド服はもしものため、敵の襲撃で服が熱くなると色が変わる作りなんです。
でも色が違う。
だからこれはダミーに過ぎません。おそらく偽造かと。』
ht「なるほどねぇ…」
そして本題に入る。
『…これだけの事をバレずに…
やはりスパイが…』
潜んでいる、と言おうとした瞬間。
「もう…、急に呼んどいて返事しないなんてないっすよ、コネシマさん〜」
ハッ、と声のした方を向く。
聞き覚えのある声。
ヒョイ、と当たり前のようにやって来た彼は。
背中に全く同じギターケースを掲げていた。
「酷いなぁ…
……え…？」
こちらに気が付き、硬直するのは、紛れもなく兄だった。
『…は、葉月？』
「…えっと…、本物？…」
微妙な空気が漂った中。
sha side*
『…は、葉月？』
今までの中で一度も見たことのない、Aの表情。
元から大きな目をさらに大きくし、驚いたように固まる。
同様にぴくとさんも、信じられないといった様子で固まった。
…あぁ、この2人兄妹やってんな。
確かに似てるわ。
直感的に、そう思った。
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鹿野ユズナ(プロフ) - まじっすか………まじっすか………むいちろ………(重症)更新……頑張ってください……原作追いついたら鬼滅の方も読ませていただきます…… (2019年10月27日 23時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 鹿野ユズナさん» あっ…、すみません…(震え声) 無一郎君は死ぬか鬼化するか意見分かれてます…、まぁ真っ二つになって腕切り離されたので多分…(あれ言ってて悲しくなってきたぞ) (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ( 'ω')さん» わぁーあざますですーっ！作品！？作品が好きですか！？嬉しいです…頑張ります (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - 鬼滅触れないように別界隈にいたのに唐突にネタバレされて死にました無一郎くん死んじゃうんですか？ (2019年10月27日 20時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
( 'ω') - 鬼滅の刃楽しみにしてますw 凛音さんの作品大好きです... (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6eb96342e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音 | 作成日時：2019年8月28日 15時
