35.兄…？ ページ35
kn「…俺。
2回目やけど、お前が大嫌いやってん。
でもな。
お前のお兄ちゃんと、もしかしたら知り合いかもしれへん」
『…兄、と…ですか？』
kn「あんな、心当たりがあんねんな。
宮水葉月…」
ピクッ
葉月、の名前に耳が反応する。
数少ない名前を覚えている人だし。
kn「…こう言うのもなんやけど。
髪色がめっちゃ似てるんや」
…僕はこの深い髪色が嫌いだ。
父親譲りの髪色が。
兄のアイツ譲りの目の色も。
kn「妹を探すために、各地で引き語りして回ってるんやって。
ぴくとはうす、って名前で活動してたわ、なんでも逃走してきたからとか…」
…納得だ。
全て合点が行く。
兄のことなら分かる。
kn「ただ、次はいつ城下町に来るか…」
『…前回に来たのはいつでした？』
kn「……………
去年の6月くらいやな」
しばらく考え込んだコネツマさん。
『…今は1月…
南の方にある城下町は暖かい方です。
周期的にも来月には…！』
シャっと言う音を立てながら、カーテンを思いっきり開ける。
『コネツマさん！もしかしたら…』
その先を続けようと振り返ると。
kn「…お前。
そのぴくとさんと会ったら、城から出てけ。」
『……
はい？』
ここまで心が無いのかこの人は。
kn「宮水、まだ俺の中には疑いがある。
ショッピ君を誑かして、のこのこ幹部になった、とか。
又は…、そう、ら国のスパイとか。
あのタイミングでお前のことが書かれた宣戦布告とか、完全にそうやん」
今ここでぶっ殺してもいいけど、なんてほざく彼。
『ですが…』
kn「問答無動や。口答えは今ここで殺されるかもしれへんのやで？」
『いえ…』
kn「うるっさいわ」
理不尽極めすぎだろこの幹部。
本当に崇めていいのだろうか。
そんなことを考えていたら、気づけば首筋に冷たいものが。
ひんやりしたものは冷徹なナイフそのもので。
kn「…お前掴み所なくて怖いねん。
医療とか、ぺ神だけで充分や」
少しナイフに力が入ったのがわかった。
すかさず僕は手を伸ばし―
パシッ
『…………』
少し首が切れたらしいが気にしない。
首筋に赤い糸が引いた。
kn「…は、」
幹部が動揺を隠せない様子で後ろに仰け反る。
ナイフは彼の手には無かった。
綺麗に彼の足元に突き刺さっている。
kn「お前ッ…！どこでそんなん覚えてん！」
…………え？
突き刺さっている？
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鹿野ユズナ(プロフ) - まじっすか………まじっすか………むいちろ………(重症)更新……頑張ってください……原作追いついたら鬼滅の方も読ませていただきます…… (2019年10月27日 23時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 鹿野ユズナさん» あっ…、すみません…(震え声) 無一郎君は死ぬか鬼化するか意見分かれてます…、まぁ真っ二つになって腕切り離されたので多分…(あれ言ってて悲しくなってきたぞ) (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ( 'ω')さん» わぁーあざますですーっ！作品！？作品が好きですか！？嬉しいです…頑張ります (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - 鬼滅触れないように別界隈にいたのに唐突にネタバレされて死にました無一郎くん死んじゃうんですか？ (2019年10月27日 20時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
( 'ω') - 鬼滅の刃楽しみにしてますw 凛音さんの作品大好きです... (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6eb96342e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音 | 作成日時：2019年8月28日 15時
