虎さんたちの紅一点

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翌日、ジェシーはドラマの撮影で一ノ瀬さんと共演だった。




そのシーンに私はいないけど、ジェシーが一ノ瀬さんを懲らしめる！って張り切ってた








でもジェシー一人で話すのも違うなって思ったから撮影が終わるころに私も着くようにした




ジ「一ノ瀬さん、ちょっと話いいっすか」

雅「なんですかっ？」

ジ「長くなりそうなんすけど」





ジェシーが話しかけてるところをタイミングよく見つけて







ジ「あ、A。Aもいっしょに。」

雅「な、なんですか。百田さんまでかしこまって」








目が泳いでる一ノ瀬さんはもう私には疑いの目でしか見れなくなっていた







A「七五三掛に、なんていったの」







私の言葉に目を見開く彼女。







ジ「答えられないようなこと言ったのか？」



雅「いやっ、百田さんとご飯行った時のお話とかはしましたけど…」








急にもごもご喋りだす一ノ瀬さんにジェシーは呆れて






ジ「はあ、本当のこと言ってもらわないと話になんねえじゃん？」




その言葉を聞いて





間が開いて






雅「だるいですね。」





びっくりするくらい今までより低い声で吐き捨てるように話しはじめた





A「(ビクッ」

ジ「やべーなあんた」

雅「百田さん、邪魔なんですよね 笑」

雅「ジャニーズの男狙ってるようにしか見えないし、ちやほやされていい気になってるのも、それなりに仕事もらってるのも、全部気に入らない。」

ジ「可愛がられるのは自分だけでいいって？」

雅「まあそんなとこですよね」

雅「だから、七五三掛さんに言いました。百田さんはディレクターに体で媚び売ってる、ジャニーズに入ったのもイケメンに囲まれたくて入った、トラジャメンバーの悪口を現場や飲みの場で言う、とかなんとかね。」

雅「七五三掛さん、まんまと信じてましたよ?笑 ほんと馬鹿な男 笑」







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A「さいってー。」

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